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ゲーム依存症 


ゲームが依存症?そして精神疾患??

はじめ、このニュースをに耳にしたときにはとても驚きました。

だって、この国では老若男女、電車に乗れば朝から晩まで指を動かしてゲームをしている。

それが依存症なのだとしたら、全国民が依存症になってしまいます。

 

WHO(世界保健機構)が定義するところのゲーム依存症とは。

そして自分はゲーム依存症なのか。

周囲にゲーム依存症患者は存在しているのか。

 

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今日はゲーム依存症のはなし。

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ゲーム依存症といっても、表現が曖昧過ぎてどこからどこまでなのか、よくわかりません。

パソコンなどでプレイするオンラインゲームが当てはまるのか。

それともスマホアプリのゲームを指すのか。

それすらも定義されないまま、ゲーム依存症という言葉だけが先走っているように感じます。

 

ここ最近、子どものネット依存が叫ばれています。

フィルタリングはもちろん、スマホの時間数が制限される機能も実装されるとか。

 

ある程度の年齢になった高校生や大学生ならまだしも、世の中のことの半分も知らないであろう小学生や中学生が高価なスマホを持ち、ゲームやSNSに明け暮れている現代。

もちろん彼らは学校へ通い勉強しなければいけないので、それほど多くの時間をスマホに費やす時間はないのだろうと思います。

ただ、子どもの中には勉強についていけないがために、スマホのアプリやゲームに時間を割いていることも実際は多くあるのではないのでしょうか。

 

教師や親がさじを投げ、スマホを与えて満足しているとしたら、私たちのようなカウンセラーという支援者は、そんな子どもたちのお役にも立てなければいけないはずです。

 

 

アプリやゲームがいけない、というのではありません。

悪質なものを見抜けないようになっているシステムがいけないのだと思います。

タダより高いものはない、とはよく言ったものです。

 

今やSNSで世界中と繋がれる時代。

ツイッターで年齢認証が義務付けられたとはいえ、未だに未成年がアカウントを複数持っている。

そして未成年が目にすることが害になるようなものが、溢れている。

ツイートされる情報の、ほとんどはウソ、だと言われています。

もちろん中には真実も含まれているのでしょうが、全てを信じることは、なかなか大人でも判断が難しい。

 

さてゲーム依存症の話に戻りましょう。

私の以前の同僚で、現在は夜勤労働をされている方がいます。

夜勤労働者というのは、夜中じゅう、起きていなければなりません。

起きていると言っても、日中の仕事のように電車に乗って移動し、営業活動でプレゼンをする。などの業務内容ではなく、ただ、その場所にいること、それが仕事の大半です。

夜中の休憩時間に何をしているのかといえば、ほとんどの方がスマホのゲームをしているようです。

 

同僚はよくこんなことを言っていました。

「いやぁ、まだ今月は2万円しか課金していないから大丈夫!」

私はこう返答しました。

「〇〇さん、ゲーム依存症というものがあるみたいですから、気をつけてくださいね」

それに対して、

「いやぁ、俺なんかまだまだ大丈夫だよ。知り合いにはさぁ、生活ができないほど課金しちゃうヤツがいるんだから」

この短い会話で、私はこの方がゲーム依存症に間違いないと確信しました。

いかにはっきりした定義がないとしても、です。

なぜなら、アルコール依存症やギャンブル依存症の方のような疾患のことを『否認の病』と呼びます。

この場合の否認とは、自分が依存していることを認識していないことを指します。

 

同僚も、自分はゲームに依存していない、繰り返しそう言いました。

 

 

ファミコン世代の方はおわかりになるでしょうが、昔のゲームは3回ミスしたらある程度の時間プレイできませんでした。

その時間が待ち遠しく感じたのを今でも覚えています。

それに対し、今のものは、24時間365日プレイできてしまうのです。

しかも少し内容が面白くなってくるまでは無料。

スマホの充電がある限りプレイを続けられます。

 

ある記事によると、スマホのゲームは無料なのではなく、課金をさせることが目的なのだそうで、課金をすればクリアまで短時間で済むが、課金をしなければ長時間のプレイを強いられるそうです。

 

課金をさせるために無料で提供するなんて。

もちろんゲーム会社もビジネスですから、課金をしてもらい、ガチャ、などで強いキャラクターを引かせるのが、やり方のようです。

 

だからといって、24時間365日プレイできるゲームを世界中に広めて利益を得られればそれでいいのでしょうか。

ゲームをすることで頭はよくなるのでしょうか。

脳の機能に影響はないのでしょうか。

 

アルコールでも、ギャンブルでも、薬物でも、依存症治療にはかなりの時間がかかります。

もし自分が依存症の疑い、ゲーム依存症の疑いがあるなと感じたとき。

まずは近親者に相談してみてください。

自分がどうしていたいか、どうなりたいか、訴えてみてもいいと思います。

 

それができない場合や、もっと軽く考えていたいという気持ちがあるのだとしたら。

その時は、ピンときたカウンセラーへ問い合わせてみてください。

 

 

カウンセリングルーム  アトリエ・IMA(イマ)

Shigechika Suzuki