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知ると識る


同音異義語、というものがあります。

同じ言葉の響きなのに、意味が違うもの。

 

探してみるとけっこうたくさんあることに気づきます。

その中でも今回は "知る" と "識る" について。

 

面白いことに、この二つを合わせると "知識" になります。

知識がある、などといい、専門的に知っているようなことを指すようです。

 

学問の知識、音楽の知識、言葉の知識、など。

 

さて、ウォームアップはこれくらいにして。

 

"知る" ことは基本的な生活をしていると情報として入ってくるいわば受動的なもの。

・テレビのニュースで台風の進路を知る。

・買い物に行ったら野菜の値段が上がっているのを知る。

・土用の丑の日にうなぎを食べるのは平賀源内のしわざだと知る。

 

自分から情報を得ようとして動かなくても、向こうからお知らせしてくれる。

ほとんどはあまり有用でないのかもしれません。

忘れてしまってもいいようなこともある。

 

一方、"識る" というのは調べたり興味を持つと得られる能動的なもの。

・DNAと遺伝子の違いは、「物質」と「情報」の違いだった。

・IOTとは Internet Of Things の略語だった。

・土用の丑の日にうなぎを食べるのは、元々黒いものを食べるといいという慣習があったから。

 

"知る" は、ぼーっとしてても入ってくるが、情報量が多いと疲れてしまう。

知りたい情報というのは、調べたりして得たほうが頭にも残るみたい。

 

"識る"ことは、自分へのご褒美。

頑張ったご褒美です。

得ようと思って時間を費やした。

もしかしたらお金も使ったかもしれない。

わざわざ違う場所に赴いたのかもしれない。

小さな半歩が一歩を呼び、一歩が数歩を呼ぶ。

 

その繰り返しが好奇心や興味を抱くことに繋がり、また "識る" ために半歩、一歩、数歩。

そのたびに今まで自分にはなかった知識が蓄積されていく。

 

知識が増えていくのは頭が活性化されていく証拠です。

 

今日から、 "識る" ことにチャレンジしてみませんか?

 

 

カウンセリングルーム  アトリエ・IMA(イマ)

Shigechika Suzuki