· 

新月

 

なぜか沈鬱だった気持ちが晴れてゆく。

もつれた糸がだんだんとほぐれてゆく。

時に月は「満ち欠ける」、なんて表現しますが、

「満ち引きのある」と書いたほうがプラスマイナスがないようで素敵な感じがする。

 

新月の時期には夜空に月は見えません。

闇夜で黒い御髪を見るように暗い。

かろうじて星は静かに主張しますが、月の姿を見つけることはできません。

 

ただ、何度か書いているように、月はそこにあります。

太陽と地球の陰になっているだけ。

変わらずそこにいて、あなたを見てくれています。

分け隔てなく、光をもたらしてくれているのです。

 

こういう静かな文章を書けるのも、新月のおかげでしょうか。

それとも、やるべきことを済ませたからでしょうか。

きっと、そのどちらもなのでしょう。

 

新月のときには、新しく何かを始めるといいと言われています。

なんでもいい、新しいことであれば。

始めたいと思っていたことへのきっかけにもなります。

 

半歩、踏み出してみる。

扉を、叩いてみる。コンコンコンコン。

人は、前にしか進めないのですから。

 

また、新月の願い事なんていうウキウキするものもあります。

新しく生まれるものに願いをかける。

世界中で人は新月に祈っている。

 

月のリズムに身を任せ、自分を認めてあげる。

よくやってるね、頑張ってるね、と褒めてあげる。

世界とのかかわりの中で、小さき存在として生きている。

 

それだけで、もうじゅうぶんなのかも、しれません。

 

 

カウンセリングルーム  アトリエ・IMA(イマ)

Shigechika Suzuki

クリックしていただくだけでメールを送れます。