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北風と太陽

 

「北風と太陽」という寓話があります。

旅人のコートをどちらが脱がすことができるかゲームをしましょう。

北風はビュービュービューーー!!と寒い寒い北風を吹かせて脱がそうとする。

旅人は寒いので脱ぐどころかコートの襟を立てて飛ばされないようにする。

太陽は余裕でその様子を見ています。

ただ、じりじりと照らすだけ。

ジリジリジリ、、、、

汗をかき暑くなってきた旅人は、いとも簡単にコートを脱いでしまった。

 

このお話の終わりに驚いた方も少なくないのでは。

脱がすのなら強い風で飛ばしてしまえばいい。

北風もそう思ったことでしょう。

太陽は何もせず、ただそこにいただけ。

旅人が何を感じて、どうしたらコートを脱ぎたくなるか、太陽は知っていたんですね。

 

人の気持ちがわかっていた。

北風の気持ちでさえ、よくわかっていたんです。

 

太陽はきっと、ゲームに勝ったからといって北風を責めるようなことはしなかったでしょう。

 

学歴社会、能力差社会と言われ続け、頑張って勉強をしてきた学生時代。

点数ですべてを決められ、暗記していれば点数が高い。

内容も意味もわからず、語呂で史実を頭に叩き込む。

 

ある大切な友人から『背が低い人はすべての評価が低い』と書いた本を見せてもらいました。

その部分だけ見ると、内容ははっきりわかりませんが。

太文字で書いたその記事を、読む気にもなりませんでした。

これは、はっきり言って差別です。

人権無視。

 

いつの日からか、善良な市民が知らない他人を評価したり批判したり非難したりする。

立場のある人が、相手が傷つくことを想像できずに、人格さえも否定する。

思い通りにならなかったからといって、そんなことはしてはいけません。

 

その方はこう言いました。

『あなたの抱えている問題を解決しないと、望んでるものは手に入りませんね』と。

抱えている問題は確かにありますが、さきほどの友人と同じように、どうやっても解決できないものだとしたら。

 

失礼を通り越して、呆れてしまいます。

 

そんな人も、この世の中にはいます。

よほど、かわいそうな方だと感じます。

 

カメとうさぎを比べても意味のないように、自分と他人を比べるより、自分が何をしたいのか、それを叶えるために何が必要か。

そんなことに頭を使った方が、きっと未来のためになる。

 

 

カウンセリングルーム  アトリエ・IMA(イマ)

Shigechika Suzuki

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